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HOME 主婦が5万円で起業。北海道で「花」がつなげた22年
【有限会社 コテージガーデン/月形町】

主婦が5万円で起業。北海道で「花」がつなげた22年
【有限会社 コテージガーデン/月形町】

掲載年月:2017年12月

有限会社 コテージガーデン

企業・団体のビジョンやミッション

創業に至る経緯と今

北海道の空知エリア中西部に位置する月形町。札幌市からは車で1時間ほどのところにある人口3,300人ほどの町です。代表の梅木は、東京の美大を卒業後、故郷の月形町にUターン。4人の子どもを育てながら、趣味で始めたガーデニングを事業にしようと、一番下の子が4歳のときに、たった5万円で花屋として開業しました。
花苗を育てながら販売する業務を通じて、ガーデニングブームも相まって、多くのご相談が入るようになり、本格的にガーデニングのご提案をする分野にも事業を拡大。今では「花や植物のある生活を、暮らしの中に取り込んでいくための提案」をするガーデンデザインを手がける会社としても運営しています。
また、花だけの栽培から拡大し、トマトを中心とした野菜の栽培も始めたり、「コテージカフェ たね」という、ガーデンを見ながらくつろげるカフェの開設も始めました(カフェは4月下旬〜10月中旬までの営業)。

「花」から始まって、多くの「人との交流」が結果にも

農林水産省が推奨する「農泊事業」にも、月形町のNPO法人と共に主体的に取り組み、収穫体験のコンテンツも提供しています。ファームステイのように、農家さんのお宅に宿泊し、農体験をするものではなく、もっと地域のいろいろなところに関わる事業です。
また、カフェでは、ガーデンを見ながら採れたてのトマトカレーを食事していただいたり、コーヒーやトマトアイスを食べながら、のんびりとした時間を過ごしていただくことなどができます。月形町の観光スポットとして交流人口の創出にも力を入れつつ、冬場のカフェがクローズする時期には、クリスマスリースを作るワークショップなども開催し、多くの方のコミュニティができる場ともなっています。
他にも、「ブレインズ事務局」という機能もここに置き、北海道内にたくさんいらっしゃるご自宅の庭を一般開放するオープンガーデンの情報の集約と情報誌の発行なども行っています。

代表者からのメッセージ

私たちの仕事は、造園業とか、庭師さんという職業ともちょっと違うガーデナーというジャンルですが、まずは『花や植物が好きなことを大切に育むこと』だと思います。好きでさえあれば、自然が教えてくれることっていっぱいあるんです。土とか水や太陽と仲良くなって、いっぱい趣味でやられているガーデナーさんのお庭を見て、本当にこれを仕事にしたい!そう思うことが最初ですね。現場仕事ですから、天候とか体力とかの面でもタフなことがいっぱいある仕事。それを支えるのはやっぱり『好きであること』なんです。
なので、うちの会社のスタッフに対しても『好きでいられるような環境づくり、喜びのある仕事づくり』に代表者として努めていて、最終的には自身で独立したいという夢を持った人だって応援していきます。本心は長く働いて欲しいんですけどね(笑)。
私自身も今だって勉強の毎日。道端に自生している草花や川や木々との調和に目を奪われて、車を駐めて観察するなんてしょっちゅう。自然につくられたデザインからインスピレーションを得ること…自然から教えられることが今も尚たくさんあるんですよ。そういった意味では北海道は本当にこの仕事に恵まれた環境だと思います。

企業・団体の魅力
  • 北海道で唯一の国営公園である、滝野すずらん丘陵公園や苫小牧市にある体験型公園のノーザンホースパークといった北海道を代表する公園のガーデンデザインも担当。また、北海道の層雲峡温泉で目玉のひとつになっている、観光客の方を花でもてなそうというイベント、「層雲峡花ものがたり」にも地元のみなさんともずっと続けています。札幌市にある百合が原公園のショップも弊社の出店です。
  • 代表である梅木は、2009年度北海道「輝く女性のチャレンジ賞」、2010年度内閣府「女性のチャレンジ賞」を受賞するなど、働く女性や主婦目線も大切に持ち合わせた経営をしています。
  • 現在は、ガーデニングブームは落ち着きを見せてしまったので、かなり育てる品種は絞り込みましたが、それでも1,000品種以上を育てています。パンジーやビオラでは150品種くらいあります。また、花にとどまらず、トマトを中心に野菜の栽培も始めていて、トマトに限っては、150品種ほどを育て、60品種位を販売しています。
  • イギリスのスタイルなんですが、キッチンガーデンという、野菜を育てる畑をガーデンのように見せる作りにもチャレンジしています。

定住を決めて月形町に中古住宅を購入したスタッフもいらっしゃいました

梅木社長にお話を伺いながら、いろいろな場所の撮影もご案内いただいた際にお会いした男性スタッフの方は移住されてきた方でした。ついには、月形町に中古の家を購入し定住も決めたそうです。なんと築50年の一戸建て。金額は数十万円という金額だったそうです。「水廻りは業者さんにお願いしましたけど、あとはのんびり自分で手直ししていきますよ」とのことで、セルフリフォームも楽しまれるようです。きっと素敵なご自宅になるのでしょうね。手放されたい方から安価で家を譲り受けるというのも、地方都市に住む魅力のひとつになるのではないでしょうか。

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