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【株式会社ナラ工業/江別市】

北海道の農業を陰から支える「暗渠排水」を担う会社です
【株式会社ナラ工業/江別市】

掲載年月:2018年2月

株式会社 ナラ工業

企業・団体のビジョンやミッション

暗渠(あんきょ)技術で農業が活性化するように頑張っています

水田や畑などの農地の地下水が多い(水位が高い)と、ぬかるんで農業機械が入れなかったり、作物が順調に育たなくなるなどの被害が生じます。こうした状況に陥らないために農地の地下水位を妥当な高さにする工事が「暗渠(あんきょ)排水」。地中に地下水を集める管(透水管)を埋め込み、余分な水を河川などに排出し冷害や湿害の影響を少なくします。
水はけの良くなった土の中には新鮮な空気が送り込まれ、空気が多くなると、微生物の運動が活発化し、土質が柔らかく養分も豊かになります。加えて作物も健康な太い根を張ることができるようになり、結果的に安全で高品質な作物の収穫可能となります。逆に干ばつなどが発生しそうな時には、土の中の水分を増やすこともできます。またメタンガスの発生も大きく低減させるため、地球温暖化の抑制といった環境保全にも貢献していると自負しています。

工事に必要な重機も、リユースで自社製造しています

暗渠排水工事に不可欠なトレンチャーという機械(透水管を埋め込むために土壌を掘削する専用機)も自社の工場で製作しているということも当社の特徴のひとつです。しかもそれらは雪上車、農作業用のロータリー車、トラクターなどの中古重機や特別車両をリユースし組み立てています。かつて重機メーカーがトレンチャーを製作していた時代もありましたが、値段が非常に高価で採算もとれなかったため、事業から撤退してしまいました。そこからは、当社は自社の工場内で造っています。新品の部品ではコストがかかりすぎるので、重機のレンタル企業や鉄工所などを訪ね、キャタピラー、荷台、チェーン、エンジンなど中古の部材を仕入れているため、できあがったトレンチャーは、ひとつとして同じモノがありません。
役目を終えたはずの重機を活用し、また現役の機械に戻していく過程も、環境活動につながっていると信じています。

代表者からのメッセージ

日本で最初に暗渠排水用土管が作られたのは北海道。現在の北海道大学の北側の農場に施工されたようです。さらに私の出身地であり、当社がある北海道江別市でも、明治13年に開拓使顧問のエドウィン・ダン氏の指揮のもと農場の暗渠排水工事が行われ、その後も数多くの暗渠が展開されていきました。
暗渠は江別の歩みを支えてきた歴史的遺産であり産業的資産。この事実や工法を次代に継いでいくことも自分の重要な役割だと思っています。土の中に埋設されることもあり、一般の方になかなか知られることのない暗渠。この伝承の技術や取り組みに参加してくれる方が増えることを願っています。

企業・団体の魅力
  • 「北海道の農業」に関わる仕事は、「農家さん」だけでなく、農地そのもの・土壌改善に関わる仕事という分野もあります。
  • 暗渠排水の工事に使う機械は自社にて製造。農業の最盛期や冬季などの、排水工事ができない時期は、機械の製造やメンテナンスの仕事をすることで、社員の通年の仕事バランスを取っています。
  • 田園風景が広がる工場のすぐ近くの場所にスタッフみんなでつくったコンテナハウスの事務所もあります。
  • 「農家さんに寄り添うこと」を信条に、誠実で真摯な企業運営を心がけています。

地域で行っている取り組み

暗渠の技術は、北海道江別市の財産であるとも考えていることから、地元の学生たちに暗渠排水の仕組みを見学させたり、新規就農した若い世代の生産者を招いてワークショップを開催するなど、事業を通じた地域との関わりをつくることも大切にしています。そんな取り組みを通じて、地元の人々が地元を再認識するきっかけになればと考え、活動しています。

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