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【株式会社 加藤ファーム/新十津川町】

高価格で高品質、低価格で安定供給。両輪で市場のニーズに応える農場
【株式会社 加藤ファーム/新十津川町】

掲載年月:2019年2月

株式会社 加藤ファーム

企業・団体のビジョンやミッション

「収量落ちる?」乾田直播の可能性

「乾田直播」とは、通常、専用のハウスなどで米の苗を育ててから田んぼに植えていく方法とは異なり、畑状態の田んぼに種子を播き、苗立ちした後に水を入れる直播の方法です。簡単に言えば畑作に近いイメージでしょうか。
最初は岩見沢でこの方法を見て、興味本位でやってみたというのもありますが、今まで行われていた、同じ畑で同じ作物を育て続ける「連作」だと、作物に病気が出やすいという障害がありました。それを回避するために数種類の作物と畑をローテーションする「輪作」という方法を取るのですが、今までは稲作は稲作用、畑作は畑作用の圃場でしか作物を育てられなかった。乾田直播で栽培すれば普通は稲作しかできない畑で麦、大豆などの違う作物も育てられる、またその逆も可能になります。

最初は小規模から始めてみたのですが、昨年2018年の段階で米は4.8ha、麦は7.5haまで拡げることができています。最初は「収量が減るのではないか?」との意見もあったのですが、従来の「移植水稲」とさほど遜色のない収量がありますし、作業コストも低くなることが分かりました。乾田直播を行う農家は新十津川町ではまだ当農園1件だけですし、現在初めてまだ数年ですが、今後も実験・研究を重ねて乾田直播の可能性を模索しようと思っています。

農薬使用を抑えて高品質なお米を提供

現在、互いの技術向上とブランド確立を目的とし、農薬や化学肥料を減らし、地域の枠を越えてエコな米づくりを究めようと「中空知エコ米生産共和国」という団体が立ち上がっています。
化学合成農薬・化学肥料は慣行の半分以下の「特別栽培米」、そして、より基準の厳しい、使用可能な化学合成農薬の使用を慣行の約1/4以下とする「高度クリーン米」を栽培しています。「中空知エコ米生産共和国」では皆で技術を向上させ、高品質で安全なお米を安定して消費者に届けるため日々研究を行っています。
こちらのお米は全国の、質の高い米を扱うこだわりのお米屋さんや、本州各地からも注文をいただいています。

代表者からのメッセージ

私たち農業者の世界は、専門的な言葉が飛び交い、一般の方に内容が伝わりにくく、どうしても中身が見えにくいという課題があります。
噛み砕いて情報発信できる方がいれば頼もしいですし、見学は積極的に受け入れていますので、もし興味があればお気軽にお声かけ下さい。

企業・団体の魅力

「特別栽培米」「高度クリーン米」は今まで通りの「移植水稲」で行っております。そちらの方がやはり高品質なものが栽培できるからですが、「乾田直播」で栽培するお米は、スーパーやコンビニなどの業務用としております。
生育の方法がまるで異なる2つの栽培方法ですが、価格は高いですが、安全性を求める消費者ニーズに応えるための高度クリーン米、「より安く」というマーケットのニーズに応えるための乾田直播の米。まだしばらくはどちらかに絞るということはせず、この両輪で生産者としての利益もしっかり出しつつ、市場が必要としているものを提供できるよう努力を続けていこうと思います。

新技術も積極的に導入しています

現在農業従事者の高齢化や離農が全国的な課題となっていますが、私自身も農業を行うに当たり、本当に労働不可が大きいと感じていました。トラクターのハンドルを一日握っている日もありましたし、圃場によって肥料のムラが出ることもありました。それが生育のムラにもつながり、農産物の安定供給ができないという問題もありました。
現在、曲がるときだけハンドルを切れば良いGPS技術の導入や、圃場に均等に肥料を撒くことができる高性能ブロードキャスターの導入によって、作業負担も軽減されています。体力にも余裕が出たので、より安定して作物を提供できるようになると感じています。

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