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和菓子職人の道を究めた末に選んだ茨の道と自分の店【小樽和菓子工房 游菓/小樽市】

掲載年月:2019年3月

小樽和菓子工房 游菓

企業・団体のビジョンやミッション

歴史的建造物をリフォームしてオープン

大正時代に建てられた呉服商の店舗「後藤商店(旧塚本商店)」を借りて2017年4月にオープンしました。
小樽らしい歴史の香りがする建築物が気に入り、その雰囲気を壊さないようにリフォームしました。知り合いの大工さんに頼んで、カウンターやショーケースなども手作りしています。
小樽市指定歴史的建造物なので外観は重厚ですが、中は気さくな町のお菓子屋さん。立派な門構えが敷居を高く感じさせるというお客さんの声もいただき、入りやすい雰囲気を作ろうと努力しているところです。

和菓子屋に28年勤めたのち独立

小樽で老舗の和菓子屋に勤めて25年、その後、縁あって小さな和菓子屋に3年お世話になりました。大組織のときは管理職の立場でしたから、作ってお客様に喜んでもらうまですべてのプロセスに携わる小さな商いのよさに触れたとき、自分でもやってみたいと思うようになりました。周りの人たちに応援されたり、刺激を受けたりして、独立を決めました。
本当にいろいろな人に助けられて開業に至ったので、いつか自分もそんな風に人に助言したり、恩返しができるようになりたいと思っています。

開業をきっかけにものの見方が変わった

長年の和菓子職人としての経験から技術には自信がありましたが、一から全部やってみると、組織の一員として人に使われているのとは別世界だということに愕然としました。小樽は和菓子の激戦区ですが、それも初めて気が付いたくらいです。
小樽の人って、結構地元のことを知らなかったりしますが、自分も小樽生まれの小樽育ちでそうだったんだなと気づかされました。開業をきっかけにものの見方が変わったと思います。特に、初めての接客は思いのほか難しく、「夜仕込んで昼間売ればいいんだ」と簡単に考えていたところ、とても無理だとすぐ断念。家内に頭を下げて、店番をお願いしました。一番身近な存在に助けられて、今では足を向けて寝られません(笑)。

代表者からのメッセージ

菓子づくりで目指しているのは「ここだけのもの」です。
大福や饅頭など、定番のお菓子でも、自分なりに創意工夫を重ねて他にはないものを作っているという自信があります。どら焼きだってシンプルですが、実は奥が深い。地元小樽の地鶏の卵を使って、ふわふわとした優しい生地の触感を出しています。
果物を使ったお菓子も特徴で、冷凍みかんやハスカップ、シャインマスカットなどいろいろな果物をそのまま味わえる商品に挑戦しています。和菓子の伝統を守りながら、型破りで新しい感覚を備えた商品として人気が出てきました。小麦粉や小豆も道産、パインも生を使っているのでおのずと原価が高くなりますが、いいものを作るためにこだわりを捨てられませんね。

企業・団体の魅力

お客様に美味しいと喜んでいただくのが何よりの喜び。店内にイートインスペースも作って、フリーのお茶と一緒に召し上がっていただけるようにしました。
苦労も多く、経営はまだまだですが、人に使われているより楽しくやりがいがあると思っています。知人や家族に助けられていることにも感謝しながら、一歩ずつ前進しています。

店番を担う奥様から一言

開店のことは全然相談もなく、突然店を手伝ってほしいと言われて驚きました。飲食店で働いた経験はありましたが、和菓子の販売って実は特殊なんです。たとえば包装の仕方や季節行事のたびにつける「のし」の書き方など、どれも知らないことばかりでした。
最初はベテランの売り子さんに来てもらい、細かな作法を教えてもらいながら。今では外国人のお客さんとのコミュニケーションも慣れ、結構楽しんでいます。

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